お悔みの手紙・情報発信真田の書き方術

お悔やみの手紙のマナーとやってはいけないNG

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遠方などにいて急な訃報に接したとき、すぐに伺えない場合にはお悔やみの手紙を出します。出すタイミングは一般には初七日までがベストとされていますが、訃報を知ったのがそれ以降のときなどは知ったらすぐに送るのがいいでしょう。

面とは向かって言いにくいときこそ手紙が役に立ちます。特にお悔やみの場合は相手が深い悲しみにいるときなので、文言や言い方などに気を配る必要があります。相手の立場を考えつつ、自分の言葉で気持ちを伝えることが大切になります。

時候の挨拶や、「こんにちは」「前略」などの頭語、「草々」「敬具」などの結語は不要です。文章の出だしは訃報を知ったときの驚きやお悔やみの言葉から入ります。友人の父の訃報を知ったときに送る例としては次のようなものがあります。「お父様のご逝去の訃報に接し、悲しみにたえません。ご家族の皆様の深いお嘆きはいかばかりかとお察しします」。優しい言葉で遺族へのいたわりの気持ちを述べ、故人と親しい場合なら訃報に対する素直な気持ちをつづります。このようなあらたまった手紙には敬語を使いこなすことが大切ですが、使いすぎたり、間違いを犯したりすると失礼にあたるので注意が必要となります。例えば「言う」は尊敬語なら「おっしゃる」、謙譲語なら「申し上げる」なので使い分けに気を配りましょう。また、「見る」を「ご覧になられる」などの、一つの単語に同じ種類の敬語を二重に使った二重敬語は、つい使ってしまいがちなので注意をしましょう。便箋は不幸が重なることを避けて1枚に、封筒は一重の白封筒を使用します。

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